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おねだりする子ども~子どもの情景から

この曲のタイトルは曲を解釈するうえで大切な手がかりになっています。
曲はニ長調です。
「おねだりする子ども」は同じ音楽の素材。
つまり、この連鎖の最初の曲に出てくるのと同じ音程Bシbの音、Gソの音、F#ファ#の音、Eミの音、Dレの音からなる基本のモチーフを使っていますが、フレーズの最後にチョットした工夫がしてあります。
曲の最後に、この曲を聞いていて私たちの意識に残る音程は、減5度の音程ですが、これは16小節目の旋律のC#ド#の音、がGソの音にあがったものです。
そしてドミナントA7(ラの音の5度上の音の和音)のハーモニーでこの曲を終わることによって、おねだりが満たされていない状態にしています。
おねだりする子どもは、最後の「おねがい!!」とため息をついて頼んでいるのです。
おねだりする子どもを演奏するときに、シューマンのデュナミーク記号は大変重要なのです。
3小節から5小節にかけてのPピアノから、PPピアニッシモへの変化は同じフレーズが繰り返されるときは、コントラストをつける表現方法でこだまするように演奏することを示唆しています。
2回目のフレーズの切望するような内にこもった感情は、ダンパーペダルをたっぷり使って鍵盤を浅めに弾いて、ソフトペダルを加えると上手く表現することが出来るのです。