楽器について
音楽の演奏で使う全ての道具が楽器である。
一般的には、「楽曲の演奏」を職業とする人が演奏において用いる道具のことを【楽器】と呼んでいる。
しかし、そのように限定しても、極めて多様で他種類の楽器がある。
また、文化的背景による楽器の分類も西洋や中国、インド、日本の楽器として分類できる。
リズム楽器と旋律楽器、ソロ楽器などと演奏における楽器の活用法から分類や使用される特定の音楽文化から分類することもある。
同一民族で構成され、同一文化圏に住んでいる私たちの日本の楽器に限っても、太鼓や尺八、三味線、笛、琴など多様な楽器がある。
三味線は、約1550年から1560年ごろに南方から輸入されたと推定されています。
初期の歌舞伎では使われていませんでしたが、約1620年ごろから歌舞伎音楽の楽器と用いられるようになりました。
18世紀になって、歌舞伎音楽の最も重要な楽器となりました。
太鼓は、日本の近年すばらしい変化と、発達を遂げてきました。
大きさは、さまざまですが普通和太鼓と言われています。
太鼓はツヅミの種類に分類されて、その中に大きく3つに分けられます。
1つは、革の縁を木製の丸型の胴に止めてある大太鼓。
革を直接胴に当て、紐を革に通して締めて固定するもの鞨鼓(かっこ)、おけどう。
枠に革を貼って、胴に当てて枠に調べ緒という、紐で締める締め太鼓です。
原則として両手で打ちます。
でも、能の小太鼓と大太鼓は片手で打ちます。
例外としては、団扇太鼓のような片面張りの太鼓もあります。
尺八は、8管あり、長さは34センチから44センチ程で、長短はまちまちです。
この楽器の使われ方は不明で、中世になると現在の尺八に似た楽器が登場。
そして、江戸時代に一派普化宗の法器として、無僧が吹禅(すいぜん)という修行のために吹くようになります。
鍵盤楽器について
鍵盤楽器に分類される楽器は、ピアノやオルガンなどの鍵盤を備えた楽器である。
ピアノは 最も完成された楽器だと言われている。
誰が弾いても同一の音量で奏でることができ、弦自体の音色についてはほとんど変わらない。
それは、誰が弾いても弦の発音機構は安定した動作をするためである。
グランドピアノは豊かな音を奏でるためのライブ演奏に適した楽器である。
これに対してグランドピアノを小型化したアップライトピアノは、限られた設置面積で演奏できるように弦や響板を縦に設置してグランドピアノの音質を保障したピアノである。
ピアノの鍵盤は白鍵が52鍵、黒鍵が36鍵の合わせて88鍵の鍵盤があり、音源である弦の数とそれを叩く機構であるアクションも弦の数と同じく、88鍵ある。
アップライトとグランドピアノの機能的な違いは、出力圧と弦を叩くハンマーの動作にある。
グランドピアノは水平に弦が張ってあるので、下からハンマーで弦を叩くが、アップライトでは垂直に弦が張ってあるのでハンマーで横から弦を叩いて楽音の発生させる。
グランドピアノは、アップライトの半分の時間で打鍵を繰り返すことができ、1秒間に14回程度できる。
それに対して、アップライトは、1秒間に約7回打鍵することができる。
木管楽器について
木管楽器は、リードを用いるクラリネットやサックス、オーボエやファゴットにフルートやピッコロを加えた楽器の総称です。
オーボエ、ファゴット、クラリネットは木製でしっかりとした深みのある音色を奏でることが出来て、サックスは金管に近い響きを持ちます。
リードによって、独特な真のある音色です。
フルートは、銀やプラチナの本体を持ち、煌びやかな(きらびやか)音色を奏でることが出来ます。
木管楽器の発音部は、楽器に息を吹き込むマウスピースに取り付けられた振動子でありますが、歌口や唄口などとも呼ばれています。
その構造の違いからエアリードとシングルリード、ダブルリードの3種類に分類されます。
・エアリードフルート、ピッコロなどの管の頭部にあるマウスピースの役割をする、息を吹き込む穴を指し、下唇を当てて息を吹き込んで音を出す振動子で、共鳴管と同じ材質で構成されています。
・ シングルリード振動板が1枚のシングルリードのマウスピースで、主に植物性の素材からなるリードを固定し、口にくわえられる部分である。
木製や樹脂製が多いですが、金属製のものもあります。
リードは木管楽器の中のクラリネット、オーボエ、サックス、ファゴットの仲間に採用される音を生み出すための仕組みで、マウスピース1枚のリードをつけてダブルリードと呼ばれる2枚合わせたリードを使って、リードの振動を楽器に伝えます。
リードは、それ自体が振動して音を生み出します。
なので、音質に大きな影響を与えます。
唇、楽器、マウスピースに合ったリードを選ぶことが大切なことです。
金管楽器について
金管楽器は、唇の振動をマウスピースを使って本体に伝える仕組みを持った楽器です。
金管楽器である、トロンボーンは、スライドの伸縮により本体内をめぐる空気の距離を変化させて、音程を作ります。
金管楽器の奏者は、口腔内で呼気の圧力を高めて唇を振動させ、マウスピース内に音波を発生させる。
この音波がマウスピースの最小径のスロートを通って金属の管で共鳴し、管の終端のベルから音を出力する。
この出力・放射させた音が金管楽器である。
金管楽器の構造は至って単純であり、息を吹き込む唄口(マウスピース)と、音量を増大させるための朝顔(ベル)を持ち、それらは円筒または円錐状の管で繋がれています。
この状態では、音の高低を変えるための一切のしくみを持たないですが、唇の状態と息のスピードによって、基音や倍音を切り替えて、音の高さを変化させることができます。
しかし、管は、長さ(及び開管であるか閉管であるか)と音の伝播速度によって共鳴する音の高さが決まっているために、その他の倍音列に挟まれた音を出すことができません。
そこで一般に管楽器では、共鳴管の長さを変えることによって共鳴する音の高さを変えて、様々な高さの音を得ます。
金管楽器でも古くは現在の木管楽器のような、管の途中にあけられた音孔によって、音響学的な管の長さを短くすることによって、より高い様々な音を得ました。
現在では、スライドと呼ばれる二重の管の伸縮や弁(バルブ)といった管の長さを変えるための機構を備えることにより、倍音の単位より細かな音の高低の調節を可能にしています。
振動の元は奏者の唇であり楽器ではないという点において、金管楽器は楽器単体では楽器として完結していないと言えます。
木管楽器は楽器として完結しているので、ポンプ等で空気の流れを作り楽器に当てれば楽器としての音が出ます。
金管楽器は奏者の唇と合体して初めて楽器として完結するのです。
音の源が人間の唇である為に、音色や音域(特に上限)は、奏者の習熟度に寄るところが大きい。
音域の下限は楽器の大きさ(管長)で決まる。
ひとつの音に対しても、その音程にはある程度の幅があり、鍵盤楽器の鍵盤のように固定された物と言えるほどではない。
奏者の意図によって短い楽器では半音以上も音程を変化させることができる。
管を曲げることで、物理的な気柱の特質が変る為、さまざまな形態や調子が試みられ、現在も続いている。
ホルンでは、異なる調子を持つ2本の管を一つの楽器に押し込めることが一般的となっている(ダブルホルン)。
弦楽器について
オーケストラで用いる弦楽器の多くがバイオリンやビオラ、チェロ、コントラ・バスである。
バイオリン族の楽器は、発生する楽音のピッチの帯域で分類されているが、弦の振動に共鳴し、放出する胴の大きさなどがそれぞれの楽器で異なるので、ピッチ以外にも音の立ち上がりや持続時間が異なり、外形は類似しているが、発音の音響特性は異ります。
バイオリンでは弓を使って演奏することが多いですが、コントラ・バスは弓を使わずに指で弦を弾いて音を出す奏法(ピチカート)も多用されることが多いのです。
弦 (本来は「絃」) は、金属、合成繊維、絹糸、羊腸(ガット)などを材料に作られます。
和楽器においては「糸」と呼ばれます。
コース、ユニゾンは復弦弦が複数張られる時、必ずしもすべて違う音の高さに張る必要はないのです。
2,3本ずつ並べて同じ高さの音に張り、まとめて演奏することもあります。
このひと組をユニゾンといい、ユニゾンの数によって何コースの楽器と呼びます。
たとえば、マンドリンは2本ずつ4コース8弦の楽器である。
ピアノは鍵盤の数(普通88)だけコースがありますが、低音域を除いて3弦1コースです。
これは音量を増したり、2本を同時にはじこうとすると少しずれて2度鳴ることなどを目的とします。
共鳴弦では多くは演奏弦と表板の間に張られ、直接弾かれることはないが、演奏弦の特定の音に共鳴して響きを豊かにし残響を持たせるのです。
シタール、サロッド、サーランギなど、インドの楽器に特に発達しており、また中央アジアの楽器にも多いが、西洋楽器にもヴィオラダモーレなど共鳴弦を持つ楽器がいくつかが知られています。
また共鳴弦を持たない楽器でも、演奏弦の解放弦は共鳴弦と同じ働きをします。
打楽器について
管楽器、弦楽器とは違い、同じ楽器でも演奏方法あるいは音の出し方が様々です。
非常に種類が多いのも特徴です。
叩いたり、擦ったり、振ったり、振り回したりして音を出す楽器の総称です。
楽器の種類は、マリンバ(木琴)、・ビブラフォン(鉄琴)、・グロッケン、・ベル、・バスドラム、スチールドラム、・ドラム、・銅鑼、・大太鼓、・小太鼓、・和太鼓、・ティンパニー、・トライアングル、・シンバル、・チャイム、・ウッドブロック打楽器はこれらの種類の楽器があります。
打楽器(だがっき)とは、打つ、こする、振るなどして音を出す楽器の総称で、各民族に様々な楽器がある。
弦楽器や管楽器、鍵盤楽器に含まれる楽器は一般に打楽器から除外されます。
弦楽器や管楽器と比べて原始的で、長い歴史を持つと考えられています。
楽器分類学では体鳴楽器と膜鳴楽器に分けられます。
打楽器音楽(だがっきおんがく)とは、広義には、打楽器を主体にして構成される音楽です。
しかしながら、使用される楽器の分類は明確でなく、体鳴楽器や膜鳴楽器に含まない楽器や、元来楽器でないものも含んでいます。
したがって、このジャンルの音楽は現代音楽の一分野と考えられることが多いのです。
狭義には、打楽器のみで構成される音楽で、いわゆる「打楽器アンサンブル」や「打楽器ソロ」等のことを指そます。
この場合の「打楽器」とは、「管弦楽や吹奏楽などにおいて、打楽器奏者によって演奏される楽器です。